はりとお灸のある暮らし

2022年3月、66歳ではり師・きゅう師の免許取得。経絡治療・鍉鍼(刺さない鍼)・小児はりの臨床と研究を主に、目指すは95歳現役のはり師。

養生に有効なツボ(経穴)を知る

いわゆる「ツボ」のことを鍼灸の専門用語では「経穴(けいけつ)」と言いますが、教科書的にはWHO が認めたツボは身体の表面に361個あり、そのうちの309個は左右にそれぞれ一箇所ずつあるので、これだけでも大変な数のツボが存在します(さらに、これらに加えて「奇穴(きけつ)」という特殊なツボも32個あります)。

                 (こんな感じ)

でも、私たちが普段セルフケアとして知っておいた方がいいツボは実はこの中のごく一部分で、有名なツボとしては松尾芭蕉の『奥の細道』に出てくる「足三里」というのがありますね。

では、どんなツボを使ってセルフケアをするのかですが、そこで参考になるのがセルフケアに使えるツボを紹介した本や雑誌・ウェブサイトです。ここに紹介する『クロワッサン』という雑誌は度々ツボの紹介を特集したものを発刊しています。監修しているのは若林理沙さんという女性の鍼灸師さん(早稲田大学第一文学部を卒業後鍼灸専門学校で学ぶ)で、彼女の経営する鍼灸院は予約が取れないほどの人気とのこと。値段も税込900円とお手頃なので一家に一冊備えておいてもいいかな?

今回はツボについての紹介でした。(To be continued )